部門 看護部 薬剤部 医療技術部 在宅部 事務部 治験管理室 看護部 当院は、ケアミックス型病院で小児から高齢者まで、急性期から慢性期や終末期までの患者さんの看護・介護を、約320名の看護要員が行っています。 2020年1月以降、新型コロナウイルス感染症への対応が続き、現場や私達の生活においても様々な制限をうけながらも、看護専門職として使命感をもって職務にあたっています。 このような状況においても、私たちは 24 時間患者さんのそばに寄り添い、命と生活を守るケアを行っています。感染防止対策や自己の健康管理を徹底し、入院患者さんとご家族とのリモート面会等、制限下でも患者さんの生活がより良いものとなるよう取り組んできました。 また、看護部では、「コロナ渦で変化する医療や看護のニーズに対し、職員が一丸となって柔軟に対応し向上する」を方針として、職員が専門職としての自覚をもち、成長していくことを支援しており、認定看護師、特定行為研修、糖尿病療養指導士、認定病児保育専門士、内視鏡技師、フットケア指導士のほか、様々な研修修了者が臨床現場で専門的知識や技術をいかして活躍してくれています。 今後、組織と職員がさらに前進するよう、勤務環境や教育体制を向上し、多職種と協働しながらチーム医療を推進していきたいと思います。 看護部長 認定看護管理者 岡﨑 千佐子 ■理念 ・地域のみなさまに安全で安心が得られるよう、誠意ある看護・介護を目指します。 ・医療職としての適切な情報を感知し、自己研鑽に努めます。 ■基本方針 1.専門性を高め、安全で責任ある看護・介護に努めます。 2.コミュニケーションを重視し、尊厳・権利を尊重した看護・介護に努めます。 3.他部門と協働し、より良いチーム医療を目指します。 4.地域のニーズに応じた保健・医療・福祉に貢献します。 5.病院経営に参画し、病院の健全な発展に努めます。 6.キャリア開発・質の良い業務実践を支援できる職場環境づくりに努めます。 ■病棟の看護方式 看護方式は、固定チームナーシング制をとっています。看護職員や介護職員がチームを組んで、日々のケア提供に努めています。 ■勤務体制 現在は、多様な働き方に対応するために3交代制と2交代制を導入しています。日本看護協会の提唱する「ヘルシーワークプレイス(健全で安全な職場)」の実現を目指して検討していきます。 ■チーム活動 以下の院内チーム活動にも看護師として参加しています。 1.NST 2.ICT 3.褥瘡チーム 4.摂食・嚥下チーム 5.糖尿病チーム 6.緩和ケアチーム 7.DCT ■教育体制 1.看護部の教育理念 ①専門職業人として、看護・介護の実践能力を自ら高める看護職員を育成する。 ②病院機能を理解して地域と連携し患者中心介護サービスが提供できる看護職員を育成する。 ③医療チームの一員として人間関係を保ち自己の役割を果たし、社会人としての自覚・責任を持ち主体的に行動がとれる看護職員を育成する。 2.キャリア開発概念図 1)看護師キャリア開発ラダー 2)看護補助者キャリア開発ラダー 3.新人看護師研修案内と教育計画 新人看護師研修を受講された方からは、「自分の知識と異なる、正しい看護を学ぶことができた」「大変勉強になり、今後の業務に活かしていきたい」などの声が寄せられました。 新人看護師研修の参加者を募集しております。参加ご希望の方は、研修参加申込書に記載の上、FAXにてお申し込みください。 担当:看護部長室 FAX:088-825-0909 2025年度 新人看護職員教育計画→ PDF形式 新人看護師研修参加申込書→ PDF形式 4.一人前・中堅・管理職対象の看護師研修教育計画 2025年度 2年目以降看護職員教育計画→ PDF形式 看護職(管理職)対象 クロスSWOT in 細木病院を開催→ PDF形式 2025年度 看護管理者研修を開催→ PDF形式 2025年度 看護研究講習会を開催→ PDF形式 2025年度 一人前リーダーシップ研修→ PDF形式 5.看護補助者研修と教育計画 2025年度 看護補助者研修計画→ PDF形式 6.教育体制の特徴 院内教育 ≪院内研修≫ 第1段階として、部署を超えたローテーション研修を含む<新人研修>、 第2段階として<2年目研修><一人前研修>、 第3段階として<中堅研修>を実施しています。 その他、<トピックス研修>や<師長・主任研修>なども実施しています。 ≪看護教育≫ 病院独自の<キャリア開発ラダー>を行うとともに、<看護研究>の指導も実施。 全国学会でも発表しています。その他、部署ごとで関連・関心のあるテーマを<分散教育>として勉強会を行っています。その他、病棟ごとで事例検討してケアの評価を行う<事例監査>、記録が正しく行われているかを評価する<記録監査>などがあります。 7.細木病院インターンシップ 「細木病院インターンシップ2025」を開催!詳細はこちらをご覧ください→ PDF形式 ■福利厚生 1.休暇の内容 ・週休2日 ・有給休暇(勤務年数により指定) ・年末年始休暇(12/31、1/2、1/3分の休暇あり) ・リフレッシュ休暇(4/1より勤務の職員には年間4日間の休暇あり) *アニバーサリー休暇(次世代育成支援事業の一環として、本人の誕生日や子どもの誕生日などに休暇を取れるような取り組み) 2.子育て支援 ・事業所内保育施設(24時間対応) ・病児病後児保育「キューピットハウス」(北館内設置) ・短時間正職員勤務制度 ・「子ども参観日」(職員の子どもが保護者の働いている姿を見学できるイベント) ・育児休業取得割合:96% 3.福利厚生 ・福利厚生倶楽部(飲食店、ホテル、温泉等、様々な店舗・施設での割引・サービス有) ・福利厚生のための契約施設あり(山荘、キャンプ場など) ・職員院内旅行(国内・国外旅行の企画あり※コロナ禍は中止) ・院内美容皮膚科 職員20%割引(施術料合計10,000円以上が対象) ■看護職募集 ・給与:院内規定によります ・就学中の方には奨学金制度もあります ・夜間勤務専従などの希望にも応じます 細木病院エキスパートナース紹介(看護部7名) 認定看護管理者 岡﨑 千佐子 認定看護管理者の活動は、「患者・家族や地域住民に対しより質の高いサービスを提供できるよう、自身が管理する組織の課題を明らかにし、組織内の様々な部署や人に働きかけて、組織全体のサービス提供体制の向上に取り組みます。また、地域の組織間の連携を図るなど、地域全体の医療・看護の質の向上に努めること」とあります。これまでは、「患者さんからも、地域からも、職員からも“この病院で良かった。”と心から思ってもらえる病院を目指します。」という当院の理念に基づいた行動がとれるように頑張ってきました。これからは更に「地域の組織間の連携を図るなど、地域全体の医療・看護の質の向上」のために、当院の感染管理認定看護師や感染管理特定認定看護師・認知症看護認定看護師・がん化学療法認定看護師が地域で活躍することで保健医療福祉に貢献していきたいと思っています。 認定看護管理者 森木 妙子 人材こそが人財 私は細木病院看護部の応援団として、看護管理者の資質向上と中堅看護師、看護補助者の教育の補強に取り組んでいます。現任教育こそ「生きた教育」であり、認定看護管理者として役割を果たすべきところが満載です。 組織の管理面では、各部署の看護師長と副看護師長、主任が一丸となって業務改善に向けて組織分析を行い、現在目標達成に向けて計画立案と管理実践を行いながら、看護管理能力の向上を目指しています。 次に看護部全体の教育面では、教育師長を主軸に中堅看護師と看護管理者の教育計画の強化や看護補助者(介護福祉士とヘルパー)の教育を新しく策定し、同時に看護補助者ラダーをスタートさせ、看護補助者の能力の強化に努めています。 感染管理認定看護師 土居 世知 感染管理認定看護師の役割は、院内で起こる感染症の発生を低減させ、当院に来院・入院している患者や勤務している医療従事者・委託業者、面会者、実習生等、当院に関連するすべての人々を医療関連感染から守ることです。そのため、感染対策に必要な仕組みやルールを作ったり院内ラウンドや研修会の開催、感染に関する相談等の組織横断的な活動を行っています。また、ICT(感染対策チーム)の一員として地域ぐるみで感染対策に取り組むために、連携施設への訪問や相談など院外活動も行っています。 感染対策はみんなで行う対策です。感染防止対策を一緒に実践できる仲間を増やしていきたいと思っています。 がん化学療法看護認定看護師 字原 美香 私たちがん化学療法看護認定看護師は、患者さんやご家族が安心して治療がうけられること、また治療による心身の苦痛を少しでも緩和できることを目標に活動しています。患者さんやご家族の思いに寄り添い、他職種で協働しながら治療が継続できるよう支援しています。 認知症看護認定看護師 中山 充代 認知症の人、認知機能の低下が見られた人、せん妄を起こされた人など、主に65歳以上の高齢者に関わっています。入院された人でしたら、認知症症状の悪化や認知機能の低下、せん妄予防ができるように、病棟看護師と共に認知症ケアを行っていきます。また、精神科医師、多職種と協力し、院内認知症ケアラウンドを行っています。法人内は横断的に活動していますので、在宅部のグループホームへも認知症ラウンドに行っています。今後は、認知症相談窓口の設置や社会貢献もできるように、活動の場を広げていくよう努めていきます。 摂食嚥下障害看護認定看護師 白川 百合奈 「食べる」ことは、私達の生活においてとても重要な役割を果たします。栄養を摂ることだけではなく、楽しみや生きる力であり生活の質に大きく影響します。 摂食嚥下障害看護認定看護師は、患者様一人ひとりの状態を評価し最適な食事内容、口腔ケア、嚥下訓練を提案し、栄養低下、脱水、誤嚥性肺炎、窒息の予防と改善を行います。医師、管理栄養士と連携したリハビリテーションチームで患者様の「食べたい」気持ちに寄り添い、安全に口から食べ続けられるよう支援します。 特定行為研修修了生 森本 真由美 特定行為区分は、栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連/血糖コントロールに係る薬剤投与関連です。特定行為研修では、医師の思考過程を学ぶことで医学的な根拠を持って病態アセスメントを行い、状態の変化を予測する力を養ってきました。そこでの知識を活かし、現在はOff-JTの場で、臨床推論や病態判断など他の看護師の問題解決に教育的視点で日々関わっています。‘治療’‘ケア’と分けるのではなく、双方が適切に提供されることで、患者さんの満足度向上や組織に貢献してまいります。 在宅部認定看護師2名はこちら